『尼崎市中学校給食基本計画』についての出前講座におじゃましました。
中学校給食を考える西園田地域の会さん主催で、尼崎市教育委員会中学校給食担当の職員の方々との意見交換を含めての会合でした。
双方、質の高い、中学生に望ましい中学校給食を実現したいと思っているはずなのに、実施方式(給食センター方式、自校調理方式、親子方式)で平行線をたどります。
話を聞いていて、最初のボタンのかけ違いなんだろうなという気がしました。
食育基本法はもちろん、学校給食基本法は食育の重要性をうたっています。
フラットな条件ならば、食育を推進しやすいのは自校調理方式だと思います。
尼崎市の小学校給食は手前みそながら、質の高い給食を提供できていると思っています。
自校調理室の耐震化、ドライ化工事の折は狭い用地を工夫して、涙ぐましい努力をして全小学校に安心安全で、質の高い、自校調理方式を完備した話を聞きました。
それだけにその苦労をなぜ、中学校給食に活かせないのだろうかという疑問を持っています。
まずは中学校も自校調理方式の実現を目指し努力をし、それでもどうしても総合的に難しいのであれば納得感も違ったのではないかと思います。
誰もが質の高い中学校給食の早期実現を願っているのに、努力が見えない、伝わっていないので平行線をたどっているのではないかと思います。
誰のための給食なのか原点に戻る必要があると感じています。