尼崎を良くしていくために、私に何ができるだろうか?
そう考えているとき、ふと思い出したのは、【ニューヨークの地下鉄の落書きを消すことで犯罪が減ったというお話。当時の市長が治安を良くするために落書きを消させたというお話。】その話を聞いた当時は、なるほどそんなものなのかなぁ~、確かに掃除すると気持ち良いもんなぁ~、ぐらいにしか思いませんでした。
かつて、時の市長が、最悪だったニューヨークの治安対策として行ったのは、凶悪犯罪を取り締まるということではく、落書きを消すだとか、軽犯罪の取り締まりをするだとか、そういったことでした。その姿勢で臨んだ結果、なんと5年後に凶悪犯罪も半減したとのことです。
「割れ窓理論」というものらしいのですが、案外そういう小さな地道なことから物事ってよくなっていくのかなと、近頃は考えるようになりました。千里の道も一歩からです。
大きなことを考えるのも大切だけど、今自分ができる小さなことから始めようと思い立って、駅周辺のごみ拾いをし始めました。
最初は照れ臭かったりもしましたが、やっていると楽しくなってくるものです。小さな活動ですが、やり終えたときはいつもすっきりとした気持ちになります。
昔、ボランティアで地域のごみ拾いをしていたおじいさんやおばあさんの気持ちが、若いときには理解できませんでしたが、その気持ちが少しわかり始めた今日この頃です。