学校給食 食・農業

初一般質問  テーマは『中学校給食について』

投稿日:2017年9月14日

 
【はい議長!18番!】
 
私の議会での背番号は18番です。
 
定例会議において、質問をするのも、しないのも自由です。
議員にとって一般質問は大切な仕事だと思っていますので、これから4年間、毎回質問をしようと思っています。
 
今回、初一般質問でした。
 
質問をするにはまずテーマを決めて通告をし、スケジュールが決められます。
質問時間は会派ごとに決められており、私の持ち時間は答弁も含めて30分でした。
 
私は2日目 9月14日の1番目でした。
 
議長から指名をされ、はい議長!18番!と答えて登壇です。
 
質問を終えて、なかなか希望する答弁を引き出すことはできませんでした…
 
質問力、調査能力を磨いていく必要を感じました。
 
今回のテーマは『中学校給食について』
 
一般質問は以下にほぼ全文、答弁を含めて掲載します。
ちょっと長文ですが、もしよろしければお読みください。
 

 

 

 
本定例会におきまして、初めての一般質問の機会をいただきましたこと、すべての方に心より感謝申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。
 
さて、今回は検討をされている、中学校給食について質問させていただきます。
給食は義務教育中、子どもたちが平等に食べることのできる唯一の食事です。
私たちの身体は100%食べたものでできています。
 
給食の質は、子どもたちの身体のみならず、心にも影響があり、食べることだけでなく、食べ物、食べ方を考えることで、ものの捉え方、考え方が変わり、その後の人生も変わる可能性もあると信じています。
 
国が制定した食育基本法にも「子どもたちが豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身に付けていくためには、何よりも「食」が重要である。
食育は生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けています。
 
すなわち食育、食教育こそ、人間の学びの基礎だとうたっています。
 
また、食育基本法の制定を背景として「学校給食法」が改正され、学校給食の実施だけでなく、「学校給食を活用した食に関する指導の実施」という目的が加わり、「食教育の教材」として学校給食の果たす役割が増し、注目度も高まっています。
 
学校給食は食の手本であるべき内容であることはもとより、栄養教諭による食育の充実、さらに見えないところで大量に生産される給食より、給食の香りを感じ、調理員さんの姿が見える、より身近な給食環境が「食べ物を大切にする」「作ってくれた人の気持ちを大切にする」ことにつながります。
 
給食をただ食べるだけから、調理員さんが作っている過程を感じることで、食べ物への理解が増し、料理と向き合いながら食事をすることにつながり、食べ物への感謝・大切さを感じ、より良い食習慣と食べ物の選択力が向上すると信じています。
 
想像してみてください。皆さまが給食室の調理に関わっているとします。
大きな工場で、多くの人と子どものいない現場で給食を作るのと、学校に併設され、ときおり子どもの姿を見れる近い環境で給食を作るのとでは、何かが違うのではないでしょうか?間近で「今日の給食おいしかったよ」「いつもありがとう」と子どもたちから言われたらどんな気持ちになるでしょうか?
 
逆にその中学校に通う子どもにとっては、顔の見える環境に給食室があると小学校給食の延長で安心感もあり、より身近に感じられ、給食の香りと温かさをを感じ、さらに顔の知っている方が調理をしていることで、おいしさが増すのではないでしょうか?おいしいは感謝にもつながります。
給食の思い出を語られた文章があります。
「ごちそうさまでした。おいしかったです」というのが楽しみで、白衣を着たおじさんが、白いマスクの上から見える目をにっこり細めてくださるのがうれしかった。
カレーの中の星形の人参を見れば型抜きしてくださった方を思い浮かべ、クリスマスのエビフライを見れば揚げてくださった方に想いを馳せる。食べ物を介してつながっていたともいえるでしょう。
 
これからも子どもたちが給食とともに充実した学校生活をおくることを願っている。
感謝と思いやりと社会性を給食から学んだという話でした。
他の自治体の給食センターの画像を見て、すごいなと思う反面、違和感を感じました。
子どもたちの給食を作る場所というより、食品工場なのではないかと。
毎日、11000食を作る給食センターにおいて、子どもたちと顔が見える関係を作るのはハードルが高いのではないかと考えます。
効率を優先した考えが、今の食問題の多くの課題を生み出しているのでないかと思っています。
給食は、食育という視点を重視し、これからの100年の尼崎を考える上でもっと議論すべきと考えます。
食に関しては、肥満や生活習慣病の増加、栄養の偏り、不規則な食事、過度のダイエット、また、1人で孤独に食べる孤食、それぞれが好きな物を食べる個食傾向が広がっており、大きなことでは低下している食糧自給率、高い食糧廃棄率など課題が多くあります。
益々、食育の重要性が高まっています。
 
また、自治体によっては特色ある学校給食をPRしているところもあります。
近隣では、
芦屋市が給食の本を出版されたり、
宝塚市ではクックパッドに給食メニューを掲載されたり、
本市でも尼崎市の暮らしやすさや魅力、教育の取り組みなどをひろく、わかりやすくPRしている尼崎市公式サイト「尼ノ圀」にて「実はすごかった小学校給食」と題して、学校給食に力をいれている様子を見ることができます。
特色のある学校給食は、本市の最重要課題「ファミリー世帯の定住・転入促進」につながると思われます。
 
そこでお伺いします。
 
なぜ教育委員会は食育面からも、安全面からも、特色ある給食づくりとしても、シティプロモーション面からも、他の方式がすぐれていると思われますがと考えていますが、給食センター方式がのぞましいと考えられたのかお聞かせください。
 
私は自校調理方式がのぞましいと考えています。
 
ただ、全国的に完全給食を実施している中学校は82.6%にのぼり、できるだけ早い中学校給食の早期実現も切望しています。
 
その点、中学校給食の早期実現のために、まずは中学校17校のまわりに点在する小学校の給食室を活用し、小学校給食の第2ブロック~第5ブロック別に負担を分散しながら、親子方式にて全校一斉に中学校給食を開始し、順次、可能な中学校を自校調理式に切り替える方法なども考えられますが、
この案件につきましては陳情としてもあがっていることから、文教委員会においても引き続き議論されることと思います。
以上で、私の第1問は終わります。
 
『教育長からの答弁』
昨日もご答弁申し上げましたとおり、教育委員会といたしましては、中学校給食検討委員会からの報告内容や市民意向調査の結果を踏まえ、実施方式の検討を行った結果、集中した管理運営による安全・安心な給食を提供できること、教育活動への影響が少ないこと、全校一斉に給食が開始できること、将来の財政負担をできるだけ軽減すること、などの観点から、給食センター方式による実施学校最善であると総合できるに判断し、それを前提に関連部局との協議を含め、中学校給食基本計画の策定作業を進めることとしたものでございます。
 
『質問2回目』
中学校給食について、今年5月に行われた市民意向調査において、実施方式については、自校調理方式及び自校調理方式と他の方式の組み合わせを希望する意見が70%超えていますが、7月の文教常任委員会では、センター方式で基本的に市長部局と調整するとの発言がありました。
 
そこでお尋ねいたします。
この間、市民の意向をどのように検討し、反映されたのでしょうか?
 
また、各給食方式のコストの比較検討が、尼崎市立中学校給食検討委員会をはじめ、市民意向調査、議会においても検討された形跡がありません。
 
大切な予算を使うことになることから、当然、比較検討されていると思います。
 
ここに奈良市の比較検討資料があります。
中学校16校に給食室を新設する場合と、2つの給食センターを新設する場合の比較です。
センターを新設する方が初期経費はかなり低いと思われたが、実際には自校調理方式は用地取得費が不要であることと、センターを建設する場合、環境への配慮、見学スペースの確保など、センターならではの設備投資が嵩んでくることからその差はわずかであったとあります。
 
さらに初期経費と30年間の維持経費を合算すると、自校調理方式が89億8200円で、センター方式は94億5000万円となり、センター方式の方が経費がかかるとしています。これは維持経費の大きな割合を占める人件費において、自校調理方式は将来、生徒数が減少した場合に、生徒数に応じて調理員数も対応できるのに対し、センター方式は調理員数は対応できるが、学校の数が変わらない限り配送にかかる人数を変えることができないことが要因としてあげられています。
 
そこでお尋ねいたします。
本市における中学校給食方式のそれぞれのコスト比較はどのように検討され、どのような数字になっているのでしょうか?ご答弁ください。
これで2回目の質問を終わります。
 
『教育長からの答弁』
市民意向調査では、実施方式について、主に自校調理方式、給食センター方式、自校調理方式又は親子方式を望む意見が寄せられました。
自校調理方式や親子方式での実施を望む方からは、適温での給食提供や給食エンター方式における食中毒発生時の拡散リスク、食育に関する意見が寄せられました。一方、給食センター方式での実施を望む方からは、全校一斉の開始、教育活動や学校環境への影響の軽減、経費を抑制した事業の実施、集中した高い衛生管理についての意見が寄せられました。調査結果から、早期実現、衛生管理の徹底、適温での給食提供、全校一斉実施、教育活動や学校環境の軽減のほか、アレルギー対応、食育の充実に配慮することが重要であると認識いたしました。こうした観点も踏まえ、実施方式の検討を行った結果、教育委員会といたしましては、給食センター方式による実施が最善であると総合的に判断したものでございます。
 
本市の中学校給食検討委員会におきましては、経費で実施方式を検討するのではなく、本市の中学生にとって望ましい給食のあり方を検討することが目的であったことから、自校調理方式、給食センター方式、親子方式、デリバリー弁当方式について、いずれの実施方式を採用しても多額の経費が必要になる、と共通認識するにとどめました。
行政といたしましては、今後、安定して給食を提供するために、それぞれの実施方式にかかる将来負担も考慮した経費の検討を行う必要があり、その際には、市域面積や学校の配置状況、道路事情など、固有の実情も踏まえ、前提条件を設定し、経費資産を行う必要性があります。
こうしたことを本市におきましても、本市の実情を踏まえ、一定の前提条件のもとに、実施方式ごとの初期導入経費及び管理運営経費の精査を進めているところであり、現在、策定作業を進めております基本計画の中で、必要な経費についてもお示ししてまいります。
 
『3登壇目 意見』
子どもたちの食に関わることで大切なことだと思います。
せめて小学生の保護者の方々などにもアンケートをするなど、もっと広くご意見を伺い、もっと議論すべきと考えます。
 
政策形成プロセスの熟度が低い段階ながら、何か硬いものを感じています。
コスト面を含め、あらゆる角度から、広く検討すべきではないか?
~~ありきではなく、多様な意見をすりあわせることにより、シビックプライドの醸成にもつながるのではないかと、私は思っています。
 
今回、学校給食ってなんだろう?
学校になぜ給食があるのだろう?
とあらためて考えさせられました。
食育のこと、経済格差のことなども含め、社会問題化しているように感じます。
人は食べることに無関心ではいられません。でも、その関心度も格差化している中、学校給食の意味が増しているように思えてなりません。
安心で、おいしく、子どもたちが心身ともに健全に育まれる中学校給食の早期実現を願って、私のすべての質問を終わります。
ご清聴ありがとうございました。

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