エネルギー

原発からみる民主主義

投稿日:2017年7月23日

原発からみる民主主義。

原発をめぐるヨーロッパ各国の事例について学ぶ連続講座。

最終回はフランス。

『フランス、もう一つの原子力国家ー国家主導の果てに』と題して、佐賀大学の畑山敏夫教授のお話を伺いました。

59基の原発が稼働するフランス。

電気料金が高い。

洗練された民主主義的なイメージを持っていましたが、エリート官僚主導主義。

原発については、『原子力庁(CEA)』大きな権限と多大な予算を持ち、国策原子力企業『アレヴァ』が開発、国策電力会社『フランス電力(EDF)』が運用する。

国会は『緑の党』以外、右から左まで原発推進なので争点にならず議論すらならない。

キュリー夫妻は共産党員で、フランスの共産党は親原発。

マスメディアも、原発の不利になるような情報もあまり流されないらしい。

フランスは脱原発への転換ができず、国際的な再生可能エネルギーの流れから孤立。

起死回生を狙った、ヨーロッパ加圧水型原子炉(ERP)は受注はするが、不具合により1基も稼働できず、フランス電力とアレヴァ社は経営が悪化しているといいます。

負の遺産は電気料金に上乗せです。

そのツケは国民にのしかかっています。

日本でも原発を推進している東芝の経営が悪化しています。

さらにパリ協定が示すように、これ以上の地球環境の悪化を防ぐため化石燃料を使用した火力発電も国際的に稼働できなくなることが予想されます。

原発が問題視されている影で神戸市に石炭火力発電所が2基建設されようとしています。

大量のCO2を排出することはもちろんのこと、PM2.5などによる大気汚染も懸念されます。

周囲20km圏内には尼崎市、芦屋市、宝塚市、伊丹市、西宮市、大阪市、三田市、三木市などが含まれ、多くの人が影響を受けると予想されます。

神戸市に石炭火力発電所が建設されるという情報をご存知ない方も多いのではないでしょうか?

あと2回、7月の25日と27日に説明会があります。

気になることを質問できる最後の機会です。

http://www.facebook.com/kobecoalfiredpowerplant

今こそ再生可能エネルギーの積極的な推進が日本の未来に必要だと思います。

再生可能エネルギーを推進しているドイツではGDPも上がっています。

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