子ども食堂

子どもの貧困

食事がままならない子どもが増えていることを聞いたことがあるかと思います。「子どもの貧困」「子どもの孤食」が社会問題化しています。厚生労働省の調査で、子どもの貧困率は約6人に1人。
日本は子供の貧困率については先進国の中でトップクラス。
一人親家庭ではさらに高く、その中でも問題なのは、親が働いている家庭の貧困率はOECD加盟の30ヵ国中トップです。
日本は豊かな国ではなかったのです。
働いても簡単に貧困から抜け出せない現実があります。
こんな現状では、一億総活躍社会なんて絵空事だと思えます。
子どもの貧困率が日本を滅ぼすと提言されている方もいらっしゃいます。
尼崎ではさらに子どもの貧困率は高いことが予想されます。未来を担う宝である子どもの貧困問題の解決は、必ず尼崎を住みよい街にすることでしょう。

子ども食堂

そんな中、市民レベルで「子ども食堂」という活動が動いています。「子ども食堂」は活動に多様性があり、定義するのが難しいのですが、子ども1人でも利用でき、地域の人が無料もしくは少額で食事ができる交流の場というのが共通しています。
「子ども食堂」については貧困対策というイメージがあったりして、利用をためらってしまうなどの誤解もあったりしますが、いろんな魅力があります。私が実際に参加した子ども食堂ではとても明るくにぎやかで、温かい雰囲気に充ちていました。親が働いていて夕食が家族とともにとれない、あるいは一人っ子なので、たまには大勢でにぎやかに食べたい、普段は忙しいので、たまにはゆったり食べたいとやってくる親子など様々な人が来られます。
食育の面でも、回を重ねるうちにみんなで食べることによって、好き嫌いがなくなったり、「いただきます」が言えるようになったり、自然に家でもお手伝いができるようになったりするそうです。親もたまには息抜きをしたり、人生の先輩に悩みを相談したり、甘えたりできる繋がりを持てる場になったり、高齢の方には子供の成長や変化を見守る中、一緒に料理したり、折り紙を教えたりして、喜びを感じる機会になったりします。いわば「みんなの食堂」です。
子どもの食堂の整備が、新たな地域福祉のカギを握っているのではないかと考えます。
明石市では市が予算を組み、子ども食堂を市内28小学校区すべてに整備する計画を発表しました。尼崎ではさらに「子ども食堂」への理解と援助、場づくりが必要とされているように思います。

投稿日:2016年10月10日 更新日:

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